地球は天の川の一部?


天の川はウリからあふれ出した

天の川にまつわるお話もたくさんありますね。先に紹介したとおり、日本では、天の川はウリからあふれ出した水でできているという言い伝えでしたし、英語では天の川を「ミルキーウェイ」と呼ばれていますが、これはギリシャ神話が関係していて、全能の神ゼウスの妻、ヘラのお乳が流れたものと言われているし、「銀河(ギャラクシー)」という単語は、ギリシャ語の「ミルキー(ミルク状の)」を意味する言葉が語源になっていると言われています。

 

天の川と笹の葉

 元々天の川は、視覚的にとらえた、天体上の光の帯だとされてきましたが、現在では、天の川は膨大な数の恒星の集団だと認識されています。

 

私たちが住む地球や太陽系も、「天の川銀河」と言われる、天の川の数ある銀河の中にあって、私たちはこの銀河を内側から見ているために、天の川が天球上の帯として見えると言われています。




ちなみに、天の川のあちらこちらに中州のような黒い部分がありますが、それは、そこに星がないのではなく、そこに暗黒星雲があって、その向こうの星を隠しているから見えないと言われているんですよ。

 

 しかも、天の川って光が淡いので、月明かりがあったり、人工の光による光害があったりすると見えにくいんですよね。ですから、天の川を見つけるためには、夜空の暗くきれいに澄んだ山や高原、海辺に行くと、南の地平線から、まるで光の入道雲のように立ちのぼっているように見えます。

 

光害がなく、夜空の透明度が高いオーストラリアの砂漠では、天の川の光で、地面に自分の影ができるんだそうです。地球上の物体に影をつくることができる天体は、太陽、月、金星と天の川の4つだけなんですよ!天の川は、たくさんの星の輝きのあつまりなので、それだけでも何かパワーを感じます。

 

 なんだかとってもロマンがあると思いませんか?本当に地球は、天の川の一部なのでしょうか。
だとすると、地球も織姫と彦星が会うのを邪魔しているのでしょうか。できることなら、織姫と彦星が会うための橋になれたらいいですね。

 

 

 もっと空を大きく見てみても、こと座の織姫(ベガ)と、わし座の彦星(アルタイル)、それに白鳥座のデネブを繋いだ、「夏の大三角」はとても有名ですね。七夕の日ではなくても、夏が近づけば、夜空に夏の大三角が現れるので、そこからすぐに七夕の話が思い出され、小学校の理科でも習うので、いつでも七夕の話が聞かれるようになります。

 

星座もギリシャ神話が関係している話が多かったり、とてもロマンがありますよね。

 

 七夕のお話をもっと知りたくて、図書館に行ってみましたが、七夕関係の本は、子供のコーナーにしかなかったんです。ということは、七夕って子供の行事ということになっているのでしょうか。でも、天体を通してみたり、ギリシャ神話に触れてみたりすることで、「七夕」は、子供から大人まで楽しめる行事になりますよね。

 

 

 私が子供の頃は、町内で、七夕の夜に集まって、願い事を書いた短冊や、飾りを付けた笹の葉を燃やして、七夕をお祝いするという行事がありましたが、最近ではそういった行事もなくなってしまいました。もう一度、子供から大人まで「七夕」を身近に感じられるような行事を、街ぐるみでできるといいですね。